富士山頂上を目指すトレッキングツアー

今年も沢山の海外ゲストがアウテックオリジナルの富士山トレッキングツアーに参加してくださっています。富士山の山開きは、山梨県側の吉田ルートが7月1日、静岡側の須走、御殿場、富士宮ルートは7月10日に開き、賑わいを見せています。2024年の富士山の入山料は1,000円。これは、静岡県と山梨県が共同で実施している「富士山保全協力金」です。5合目から先に立ち入る来訪者を対象に、環境保全のため徴収されています。

アウテックでは、インバウンド対応として日帰りで富士山トレッキングを希望するゲストに東京のホテルから富士山５合目までの送迎と、英語を話トレッキングガイドが先導し富士山をトレッキングするツアーをご用意しています。プランナー兼トレッキングガイドが参加される方のペースや体調をみながら、登頂、もしくは７合目を目指します。プランナーは送迎とガイドの2名体制で行っております。

7月にはいり、アメリカやカナダからお越しのゲストが富士山のツアーに参加し頂上を目指しております。

ご家族の強い要望や、エレベストをはじめ数多くの名山を登頂した経験のある方が新しい山へのチャレンジとして、ご友人の死の追悼の意を込めての富士登山の方など、それぞれのグループにストーリーがあります。

カナダからお越しのご家族は、ご子息の強い希望でこちらのツアーを予約したそうです。沢山富士山登山をリサーチしたようですが、日帰りでの登頂ツアーはアウテック以外では見つからないかったので即決だったようです。

トレッキングポールなど持参で装備も充実。ゲスト、劉プランナー、茂木の計6名で出発。

序盤からご子息はハイスペースで、自然と2グループに分かれる結果になり、結局ご夫婦は7合目から下山することになったので、先に劉プランナーと5合目にもどっていただくことになりました。

ご子息たちは、体力充分。ハーフマラソンや登山経験もあり、ほぼノンストップ、安定したスピードで3時間で頂上到着。頂上で軽食をとり、お土産を買ったり、噴火口の写真撮影をして、下山スタートし速度も早く、頂上から2時間ほどで五合目に到着。先に下山したご両親と合流し、劉プランナーにバトンを渡し、帰路についていただきました。

別の日には、カナダからお越しの6名様が富士山トレッキングツアーにご参加。ご友人の死の追悼の意を込めての富士登山だそうです。参加者の2名以外は、登山経験尚且つ、ラグビー選手。

スタート早々、グループのペースが分かれ、スーパーハイペースの2名、追いかける4名。必死で追いかけるのですがゲストのお一人に高山病の症状や足が痙攣する方も。

万が一引き返しても迷わないよう、市村プランナーに7号目で待機していただくことに。ご親友の追悼なので絶対頂上まで行きたいとおっしゃっていたので全力でサポートいたしました。
極端に長い休憩を取らず、ゲスト様子を見てベストなペースでリードしました。安定した呼吸とステップで、力強く一歩一歩進んで行くと、ゲストの体調もよくなり、全員頂上に到達！皆でハイタッチ！すると「Good Job Coach!」 のお言葉をいただきました。

このトレッキングツアーもドラマがあり、強い友情に感動する添乗でした。

様々な思いで頂上を目指すゲストの皆様、しっかりとした装備で、ゲストに合わせた無理のない安全登山で皆様のトレッキングを 支えていきたいと思います。